「目指せ!151」から「挑戦!111」へ     


 ことでんは、平成14年6月に確定しました再生計画を誠実に履行すると同時に平成14年8月8日に発表いたしました「ことでん 100 計画」を着実に実施することを経営の基本方針として取り組んでまいりましたが、鉄道をご利用いただいているお客様を初め、多くの皆様のご支援により、お客様の信頼を取り戻しつつある、と感じております。
 特に、平成15年度は社員全員の共通のスローガンをシンプルかつ具体的に「目指せ!151」と定め、「運輸収入を対前年度1.5%減以内、運輸雑収などを含めた鉄道事業全体の収入については対前年度1.0%減以内」に留めることを数値目標として取り組んでまいりました。
 その結果、運輸収入は対前年度1.2%減、鉄道事業全体の収入は対前年度0.9%減と、いずれも当初の数値目標を達成することができ、鉄道事業の営業損益は6年ぶりに黒字を計上することができました。
 平成16年度はこの流れを確実にするために改めて「広告等の運輸雑収を%増、鉄道事業全体の収入を%」とする「挑戦!111(トリプルワン)」を掲げ、お乗りいただくお客様の人数をプラスにしたいと考えております。
 しかしながら、平成18年度を目標とした「ことでん 100 計画」はいまだ道半ばであり「四国一の電鉄会社」への道は必ずしも平坦ではありません。
 ことでんとしては引き続き「イルカボックス」へ寄せられたお客様のご意見・ご要望を真摯に受け止め、「ことでんが お客様に 乗っていただく」から「お客様が ことでんに 乗りたくなる」ように努めてまいります。
 特に、平成17年2月には地方鉄道として本格的な電車・バス共通使用のICカード(IruCa)を導入し、自動車から公共交通機関への回帰を促進し、地域公共交通機関として地域の皆様のご期待に応えたいと考えておりますので更なるご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。