屋島山上ガイドマップ


【屋島】
 溶岩台地で瀬戸内海国立公園の中心であって、展望台として絶好の位置と適切な高さを誇り、山上からの風景は実に雄大で壮観であります。文豪菊池寛氏は、その書中に、誰でも讃岐へ来たもので、屋島へ杖を曵かない者はあるまい。そして、のんびりした海と、そこら中に存在する島を見たら大松島を想像するだろう。瀬戸内海の海は藍を溶かしたように緑だ。その屋島の上から下を眺めると、海草の所々で海の深浅が青い錦紗の編か、何かのようにハッキリと見えるのが美しい。屋島上から見下した風影は何処を眺めても素晴らしい。と礼讃した。
 屋島は山容美で地学上、溶岩台地の標本として富士山と相並んで富士型・屋島型として2大模式の秀峰である。また岩石・樹木等も学究の価値と興味を有するものが多い。

【屋島寺】
 四国八十八ヶ所の第八十四番の札所で南面山千光院と称し、真言宗御室派に属している。天平勝宝6年(754)、唐僧鎮真和尚の建立といわれ、弘法大師を中興開山と仰いでいる。本堂は鎌倉時代に造営され、本尊千手観音と共に国の重要文化財に指定されている。

 

【宝物館】
 屋島寺に伝わる秘宝や源平合戦(寿永4年・1185年)の貴重な遺品が収蔵されている。

(駐車場より200m 2分)

【源平屋島合戦800年祭供養碑】
 寿永4年(1185年)、早春の屋島に繰り広げられた源氏・平家の合戦は滅びるものの哀れと、追うものの雄々しさを描く一巻の絵巻物として現代も語り伝えられ数多くの史跡が点在しています。源平屋島合戦800年にあたり寿永の昔を偲び、合戦戦没者の供養を弔う碑である。

(駐車場より400m 4分)

【瑠璃宝池】
 別名『血の池』ともいい、屋島寺創建の時、宝珠を本堂の前に埋め、そのまわりに池を掘ったのでその名がある。源平合戦の折、義経はじめ源氏軍が血刀を洗ったところ、池は真っ赤に染まったといわれる。

(駐車場より100m 1分)

【獅子の霊巌】
 屋島寺の西150米の所、高松港に面した断崖に大きい岩が突き出ている。その形が獅子の頭に似ているので、こう呼ばれている。弘法大師が屋島寺を建てたとき、未だ完成しない内に日が没りかかったので大師はここに立って日を招いた所、日が高く舞い上がったので一日の内に完成することができたという伝説がある。

(駐車場より500m 5分)

【新屋島水族館】
 世界でも珍しい山の頂上にある国内屈指の近代的水族館。熱帯から冷水系まで約300種、約2400点の魚類、水生哺乳類、両生類等を展示。水量300トンの視界360度の『黒潮大回遊水槽』、200トンの淡水水槽には、2m40cmのアマゾンの怪魚ピラルクが遊泳する。また当館のアシカやアザラシショーは、テレビで全国紹介されており有名。

(駐車場より200m 2分)

【遊鶴亭】
 北嶺の北端にあって、獅子の霊巌・談古嶺と共に三名勝である。大正11年11月、昭和天皇陛下摂政宮殿下の時、登山され、特にこの風光を賞讃されました。同12年6月、皇太后陛下久邇宮家にお住まいになっていた時、この風景を賞讃され遊鶴亭と命名されました。この地は瀬戸内海を一望でき、とてもいい表せない風景である。

(駐車場より2,200m 30分)

【談古嶺】
 屋島三大展望台の一つ。ここからは、源平の古戦場『壇ノ浦』が一望でき、那須与一の扇の的、義経の弓流し、平家軍船の泊地『船隠し』など平家物語の屋島合戦の舞台が眼下に一望でき、色鮮やかな合戦絵巻を想いみるには絶好の地である。

(駐車場より200m 2分)



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