◆琴平線、長尾線、志度線すべての駅を合わせると1日約6万8千人の方が利用しています。

◆スピードは120km/hぐらい出ますが、営業用では琴平線では80km/h、長尾線、志度線では60km/hで走っています。線路上も、道路と同じように信号機の表示、カーブや地形により制限速度がるので、運転士は信号や制限速度を守り電車を運転しています。

◆1両で約100〜140名の人が乗れます。2両1編成で200人〜280名です。また、琴平線と長尾線は1編成36m、志度線は1編成で32m、重さは約25トンあります。

◆琴平線は、金刀比羅さんのお守りの色にあわせた黄色です。長尾線は、田畑も多く田園風景の中を走る電車をイメージした緑色です。志度線は、海の横を走り瀬戸内海に沈む夕日をイメージした赤色です。

◆新幹線のように高速で走る乗り物は空気抵抗を減らすために流線型といって先端が鉛筆のようにとがった形になっています。ことでんの電車はそこまで早く走らないので先端がとがっていません。

◆電車によって違いはありますが、現在ことでんで使用している車両は、製造から約60年ぐらい経過しているものが多く、車両所係員の点検修理等によって安全が保たれています。また、レトロ車両4両については、大正末期から昭和初期にかけての製造ですので、80年以上は経過しています。

◆車輪はどの車両も1両に8個。大きさは電車によって違いがあり、763mm〜860mmぐらいです。座席の数は、70〜90名ぐらい座れます。

◆乗務員や駅スタッフは、お体の不自由な方がご利用する際にお手伝いができるよう、定期的に教習を受けています。接客に携わるスタッフは全員勉強していますので、決まった人が担当するのではなく誰でもお手伝いができます。また、サービス介助士の資格も積極的に取得しています。困ったことがあれば、お気軽に声をかけてくださいね。

◆高齢者のかたにに限らず誰でもご利用できますが、エスカレーター、エレベーター、トラベーターなどの設置をし、スムーズな移動のお手伝いをしています。また、子供用には、キッズＩｒｕＣａをご利用いただくことで、きっぷを購入せずにタッチするだけで乗れるので便利です。きっぷを買う券売機も、小学生のかたが硬貨を投入しやすい高さに設置しています。

◆瓦町駅には、「マル」と「線」の点字があります。色は「黄色」と「グレー」の2色があり、「線状ブロック」は移動の方向、丸い点の「点字ブロック」は注意を示します。ブロックのある駅のホームでは、白線より下がって待つだけでなく、ブロックより下がって待ちましょう。

◆車両は、4日に1回は工場で点検をしています。仏生山工場では琴平線と長尾線、今橋工場では志度線の電車を点検修理します。安全に関わることなので細かいところまで厳しくチェックし、不備を直します。いろんな車両があるので、メンテナンスするスタッフは広い知識が必要です。

◆バリアフリーをすすめ、駅の段差をなくすようにしたり、エレベーターやエスカレーターの設置するなど、施設の工夫をしています。また、車椅子のかたが利用しやすいように、ホームと電車の隙間に「スロープ板」を使ったり、いつでもお手伝いができるように定期的に教習を受けています。乗車券では、ＩＣカード「ＩｒｕＣａ」をご利用いただくと、タッチするだけで電車に乗れるので便利です。そのほか、毎週金曜日に最終電車を延長したり、みんなが参加できるいろんなイベントを定期的に行なう等の工夫をしています。

◆線路にある石は、「バラスト」といい、大きな石を砕いたものです。石がクッションの役割をして乗り心地をよくしたり、騒音を少なくしたりします。また、この石は大事なので定期的に交換します。

◆体調が悪い人は救急車の手配をする場合もあります。酔っ払って周りの人に迷惑をかける人は、ご乗車をご遠慮いただきます。不審者などで周りの人に迷惑をかける人、悪いことをする人に対しては、電車を降りてもらったり警察を呼んだりします。不審者を見かけたら、駅の人や乗務員にお知らせください。

◆子供のときから電車が好きだからです。やりがいのある仕事ですよ。電車を安全に運転できたとき、お客様に「ありがとう」と言われたとき、毎日嬉しいことがたくさんあり、また明日も頑張ろう！と元気が出ます。